
私は実家暮らしのコスパを最大限に活かし、コツコツ資産形成を続けてきた。そしてついに、35歳で資産3000万円を突破!
…と聞くと順調に見えるかもしれないが、実際のところ何度も心が折れかけた。「何のためにやってんだっけ?」と、モチベーションがズドンと落ちる瞬間は山ほどあった。資産額は増えているはずなのに、生活が表面的には豊かになっていないと感じると、ふと疑問が湧いてくる。
でも、資産形成は長期戦。モチベの波があるのは当たり前だ。大事なのは、下がった時にどう立て直すか。根性論で「頑張れ!」と言うのは簡単だが、それでは根本的な解決にはならないし、長続きしない。今回は私が普段やっている「モチベ低下からの復活法」「モチベ低下を防ぐ方法」を紹介する。
1. 原点回帰!「目標の再確認」と「記録の振り返り」
モチベが落ちる時は、大抵「何のためにやってるのか?」を見失っている。そんな時こそ、初心に戻る。
私が資産形成を始めた理由は、「お金の心配をすることなく自由に生きるため」だ。将来の不安をなくし、好きなことに没頭するため。あわよくば仕事をやめる。その原点を思い出すだけで、気持ちがシャキッとする。

さらに、「資産推移グラフ」「家計簿」などを見返してみるといい。最初の頃のショボい資産額と比べると、「俺、ちゃんと成長してるじゃん」と実感できる。数字の積み上げは裏切らない。自分の足跡を確認すると、意外とやる気が湧いてくる。
2. 「比較」の無意味さを知る
収入、家族構成、住んでいる場所、価値観、リスク許容度、親からの援助の有無、そして「実家暮らしかどうか」…人それぞれ、スタート地点も、置かれている環境も、目指すゴールも全く違う。
それなのに、表面的な「資産額」や「達成スピード」だけで比較することに、何の意味があるのか?例えば、私(30代実家暮らし)と、同い年で都心に持ち家があり、子供が二人いる友人では、資産形成の前提条件が全く異なる。私の方が貯蓄ペースが速いのは当然だし、逆に資産家の子どもと比べても勝ち目はない。
「あの人はすごい、それに比べて自分は…」と感じたら、そこで一気にモチベーションが下がってしまう。そんな時こそ、「よそはよそ、うちはうち」。比較すること自体がナンセンスだと気付こう。
3. 短期的な資産目標は設定しない
「3年後に資産1000万円」「30歳で資産1000万円」などの短期目標は避けるべきだ。我々は資産形成の中心に投資を据えるが、投資のリターンは予測不能。全力で投資をしても暴落が来れば目標達成は不可能になる。
人間は目標を達成できないと自己肯定感が下がる。モチベ低下を防ぐためにも、運に左右される短期的な資産目標は設定しない方がいい。代わりに、「毎月10万円投資する」など、景気や運に左右されない目標を設定しよう。
4. 目標には余白を残す
ギリギリの目標設定は、不測の事態が発生しただけで破綻する。不測の出費は意外とすぐに発生し、その度に目標未達成でモチベーションを下げるのは、そもそも目標設定が間違えている証拠だ。不測の事態に対応できるだけでの余白は必要。
余裕のある目標設定では資産形成が進まないと思うかもしれないが、余裕ができたらその時点で追加投資すればいいだけ。目標以上の投資をしてはいけないルールはないのだから。
5. デジタルデトックスを意識する
SNSのキラキラ報告、物欲を煽る広告、暴落煽りのニュース、怪しげな投資情報…現代社会は健全な資産形成を蝕むノイズで溢れている。こうした情報に振り回されると、無駄に物欲が生まれたり、焦燥感が募ったりしてメンタルが持たない。特に、「他人と比べて焦るタイプ」は、一度情報から距離を置くとスッと楽になる。
「浦島太郎になるのが怖い」と思うかもしれないが、TVやYahooニュースを見る程度で十分。そもそも他人の動向なんて知ったこっちゃない。ちなみに、私はスマホにSNS系アプリやニュース系アプリを一切入れていない。見れない環境にすることで、強制的にネット離れできている。
【番外編】「仕組み化」でやる気がなくても続く環境を作る
そもそも、資産形成を行う10〜数十年の間、高いモチベをひたすら保ち続けるのは不可能だ。だからこそ、「やる気がないと資産形成がストップする」状態を避けるべき。
人間のやる気は万能ではないし、過信してはいけない。自動積立投資や給料からの自動天引きを活用し、仕組みで資産形成を進めよう。
※給料の天引きには、住信SBIネット銀行の「定額自動振込サービス」などを活用すると便利。
まとめ
資産形成のモチベ維持は簡単ではない。普段からモチベーションを下げない仕組みを作るのが肝要だが、それでも下がる時は下がる。
「モチベが下がった=終わり」ではなく、「どう立て直すか」が大事。今回紹介した方法を試せば、気持ちが沈んでもまた前を向けるはず。特に、「自己嫌悪に陥らないこと」が重要だ。
資産形成はマラソン。疲れたら休めばいいし、また歩き出せばいい。モチベの波とうまく付き合いながら、長期的に資産を積み上げていこう。

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